札幌の大通公園が変わる 「3つのエリアに分けて整備」検討会が案を示す
札幌の中心部、大通公園の新たな姿が見えてきました。有識者らが参加する札幌市の検討会で、21日、公園を大きく3つのエリアに分けて整備する案が示されました。その全貌とは?
曲がりくねった道の両サイドにはテーブルやベンチが。また、冬や夜間も明るい中で楽しめる場所も。
「1年を通してさまざまな顔を見せる、ここ大通公園、札幌の顔ともいえるこの場所が、変わろうとしています」
4700本もの木々に囲まれ、オフィス街のオアシスともいわれる大通公園。
今後の公園のあり方を議論する札幌市の検討会は、21日、公園内を3つのエリアに分けた将来のイメージ図などを公表しました。
駅前通りと大通が交差する西1丁目から5丁目は、商業施設などが集まることから、『公園の顔となるエリア』に。
またイベントが多い西4丁目から9丁目は、遊び場などを充実させた『活動を体験できるエリア』となります。
このエリアでは、遊び場だけではなく、新たにベンチを設置したり、イベントのための電気や給排水設備を設置する案が出されています。
まちの人は…
「(遊具が)たくさんあると、小さい子も私たちくらいの年齢の年寄りも一緒に遊べるといいなと思います」
「子ども連れの家族も楽しめるし、公園が活発になっていい」
「10丁目から12丁目には、大通公園に点在する彫刻が集結する予定です」
西10丁目から12丁目は『歴史と文化を伝承するエリア』。
「あ、ありました。こちら石川啄木の歌碑ですね」
「大通公園にはこういった彫刻が点在しています」
現在、公園内に点在している野外彫刻。
それらをこのエリアにまとめることで、花壇の花々とともに文化の香りを感じられるようになります。
札幌市の検討会は、さらに議論を深め、2025年3月ごろに大通公園の今後のあり方を策定する予定です。
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